「杉圧縮材」について
HIDAの核、「杉圧縮材」
2003年8月、飛騨産業株式会社(本社:岐阜県高山市)は、地元の森林組合や製材業者を含む5社と共に「飛騨杉研究開発協同組合」を設立。2004年11月には、飛騨産業工場内に1000トン、及び200トンプレス機を設置。
長年培ってきた曲げ木の技術を応用し、針葉樹の圧縮技術・形状固定技術の開発(※)、生産性向上に取り組んできました。
杉の圧縮技術を開発した背景には、日本国内の杉を主とした人工林の多くで管理がなされず、森林の健全性が低下している現状があります。
HIDAには、国産材の利用促進、森林育成への貢献といった大事な役割もあるのです。
杉圧縮材の魅力
杉には上記のような特徴がありますが、柔らかい点は強度が必要な家具にとっては短所でした。この圧縮技術により、柔らかいというデメリットを克服し、家具に適した“硬い”杉材を用いています。
杉を美しさを生かし、見た目には柔らかく、肌触りもなめらかで心地いい、
HIDAはそんな家具になりました。
圧縮技術の利点
この圧縮において使用する成型金型を活かせば、丸型・波型に限らず、目的の形状に圧縮成型することが可能です。
例えば、HIDAのチェアの座面は、ある程度切削した後、金型による圧縮成型で曲面を作っています。
これにより、
①切削屑の発生量が少ない(廃棄物の減量)
②緻密な木材表面を生産しやすい(工程・コストの削減)
などのメリットが得られます。
だからこそ、HIDAのアイテムは、品質を追求する一方で、価格を抑えたご提供が可能なのです。
さらに、化粧圧縮や曲がる木材による3次元加工の研究も進めています。
杉圧縮材を用いた家具の製作、商品開発等も可能です。
ご関心がある方は、下記ページよりお問い合わせください。